業界トピックス

「サームガード」の性能・効果

「遮熱性能」「断熱性能」を併せ持つ鋼板屋根用の1液水性アクリルエマルション断熱塗料「サームガード」について、日新ブログでご紹介しました。
今回はその遮熱性能と断熱性能について、実際の効果をご紹介します。

サームガードの基本的情報はブログを見れば分かるぞよ

サームガードとは?

断熱×遮熱機能を持つ1液水性アクリルエマルション断熱塗料です(「ローラー」や「吹付け」による施工が可能)

ローラー施工の様子
吹付け施工(リシンガン)の様子

遮熱性能

サームガードと一般塗料(非遮熱系)を塗布したステンレス板に対してレフランプを照射し、表面温度の違いをサーモカメラで測定しました。

レフランプの照射
サーモカメラで測定

サームガードの表面温度は一般塗料に比べて約7℃低くなり、日射による屋根表面の温度上昇を抑えることができます。これにより、天井付近の室内温度上昇も抑制できます。

断熱性能

塗料を塗布した金属缶に100℃の熱湯を投入して、5分後の表面温度を測定しました。

金属缶へ塗料を塗布
サーモカメラで測定

サームガードは特殊中空バルーンにより熱伝導率が低減され、表面温度に5~10℃の差が生じました。内外両方向に対する熱伝導を抑制することで、冷暖房効率が良くなります。

「遮熱効果」だけでなく、「断熱効果」を併せ持つことのメリットは「温度上昇」だけじゃないんじゃ。続いて冬場の結露抑制の話をするぞよ

サームガードは、その断熱性能から表面温度が下がりにくく、結露が発生しにくいという特長があります。これにより、結露による劣化や液滴(外壁、梁等)を抑制できます。

サームガードイメージ図
厚みと弾力のある塗膜

また、サームガードは「特殊中空バルーン」が含まれるため、一般塗料と比較して「厚みと弾力のある塗膜」になります。これにより、降雨時の雨音等を軽減すると「防音効果」も付随的に得られます。特に鋼板屋根は雨音が大きくなる傾向があるため、塗装で防音効果が得られるのはうれしいですね。