業界トピックス

アスファルト防水の積算方法

意外と難しい「アスファルト防水の積算方法」をザックリ解説します。

代表的な保護仕様「AI-2」と露出仕様「DI-1」の積算方法を覚えるのじゃ!
積算方法は「公共建築工事積算基準」を基に、弊社で設定した数値だぞよ

保護仕様(AI-2)

AI-2の工程
工程製品名使用量
(㎏/㎡)
アスファルトプライマー0.2㎏
アスファルトルーフィング
マルエスコンパウンド6号
1.0㎏
SPビニロン70S
マルエスコンパウンド6号
1.0㎏
SPビニロン70S
マルエスコンパウンド6号
1.0㎏
マルエスコンパウンド6号1.0㎏
マルエスコンパウンド6号1.0㎏
BKボードE
PTクロス

国土交通省のホームページから、歩掛り(係数)に関する資料がダウンロードができるぞよ
ちなみにアスファルト防水のみ、細かく歩掛りが設定されておるがシート防水や塗膜防水はザックリとしか記載されていなんじゃ!

AI-2の歩掛り(係数)
項目平場立上り
アスファルトプライマー0.20.2
マルエスコンパウンド6号5.05.93
アスファルトルーフィング1.141.14
SPビニロン70S2.283.14
BKボードE1.04
PTクロス1.1

積算例(AI-2)

平場 500㎡ 立上り 80㎡ の場合

アスファルトプライマー(15㎏/缶)

(500㎡+80㎡)×0.2㎏/㎡÷15 ≒ 8缶

マルエスコンパウンド6号(25㎏/袋)

平場 :500㎡×5.0㎏/㎡÷25 = 100
立上り:80㎡×5.93㎏/㎡÷25 = 19
100+19= 119袋

→「5.93」の内「0.93」は増張り・メッシュ分の係数 

アスファルトルーフィング(16m/本)

(500㎡+80㎡)×1.14÷16 ≒ 42本

→「1.14」の内「0.14」は短辺・長辺接合部の係数 

SPビニロン70S(16m/本)

平場 :500㎡×2.28÷16 = 71.25
立上り:80㎡×3.14÷16 = 15.7
71.25+15.7= 87本

→「3.14」の内「0.86」は増張り分の係数 

BKボードE(0.91m×0.91m)

500㎡×1.04÷(0.91m×0.91m) ≒ 628枚

→「1.04」の内「0.04」はロス係数

PTクロス(1m×200m)

500㎡×1.1÷200㎡ ≒ 3本

シール材やメッシュにも歩掛りが設定されておるが、入隅のm数から算出するほうが、より正確じゃから今回は割愛しておるぞ

露出仕様(DI-2)

DI-2の工程
工程製品名使用量
(㎏/㎡)
アスファルトプライマー0.2㎏
アスファルトルーフィング
マルエスコンパウンド6号
1.0㎏
シェーンボード
マルエスコンパウンド6号
1.0㎏
カスタムBS15
(ニューメルタン15・マルエスコンパウンド6号)
(1.0㎏)
SPサンド
マルエスコンパウンド6号
1.2㎏

※括弧内は立上りの塗布量

DI-2の歩掛り
項目平場立上り
アスファルトプライマー0.20.2
マルエスコンパウンド6号3.23.2
アスファフトルーフィング1.140.29
シェーンボード1.04
カスタムBS151.14
ニューメルタン151.14
SPサンド1.141.14
SPビニロン70S0.86

積算例(DI-2)

平場 500㎡ 立上り 80㎡ の場合

アスファルトプライマー(15㎏/缶)

(500㎡+80㎡)×0.2㎏/㎡÷15 ≒ 8缶

マルエスコンパウンド6号(25㎏/袋)

(500㎡+80㎡)×3.2÷25 ≒ 75袋
→立上りは「3.2」の内「1.0」は増張り・防湿層の係数 

アスファルトルーフィング(16m/本)

平場 :500㎡×1.14÷16 = 35.625
立上り:80㎡×0.29÷16 = 1.45
35.625+1.45 ≒ 38本

→防湿層は立上りに張り上げるため 

シェーンボード(0.605m×0.910m)

500㎡×1.04÷(0.605m×0.910m) ≒ 945枚

→「1.04」の内「0.04」はロス係数

カスタムBS15(16m/本)

平場 :(500-51.5)㎡×1.14÷16 ≒ 36本
※注意事項を参照

ニューメルタン15(16m/本)

立上り:80㎡×1.14÷16 ≒ 5.7本
平場 :60.6㎡×1.14÷16 ≒ 4.31本
5.7+4.31 ≒ 11本
※注意事項を参照

SPサンド(8m/本)

(500㎡+80㎡)×1.14÷8 ≒ 83本

SPビニロン70S(16m/本)

80㎡×0.86÷16 ≒ 5本

注意事項

平場に使用するカスタムBS15は「入隅から0.5m(500㎜)離して」平場に施工するから、実際には「500㎡」ではなく下図のような建物であれば「448.5㎡」しか必要ないんじゃ。逆に、立上りに使用するニューメルタン15は600㎜(500㎜+張り重ね100㎜)平場に施工するから「80㎡」ではなく「140.6㎡(平場分60.6㎡)」必要になるぞよ。

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