意外と知らない建築用語5選
防水業界で30年働いていても、知らない用語がたくさんあります。そこで今回は、知ってそうで知らない用語や、用語の由来をご紹介します。
①「ケレン棒」ケレンって何語??
諸説あるようですが、CLEAN(クリーン)が訛ってケレンと呼ぶようになりました。
②アスファルト「コンパウンド」の意味は??
コンパウンドは「化合物・混合物」という意味です。防水工事用アスファルトを「コンパ」と呼ぶには無理がありますね。
③「アッパーパー」の意味は??
上下の階が繋がっている空間(下階に天井がない)。
口語では「吹き抜け」や「断面が丸見え」の言い換えとして使用します。(「upper part」の英語発音に由来)
④「セメントが風邪を引く」の意味は??
セメントが経年劣化等により硬化不良になった状態のこと。
セメントが雨や空気中の湿気により、硬化反応が進んでしまうことから、俗に「セメントが風邪を引く」と言われています。
⑤「シンダーコンクリート」
防水層の上に打設する保護コンクリートを「シンダー」や「シンダーコンクリート」と表現する人がいます。
かつて、保護コンクリートの骨材に石炭ガラ(cinder)が使用されていた名残りです。