業界トピックス

未硬化のマルチシールに仕上塗料を塗布すると・・・

マルチシール(湿気硬化型の変成シリコン系シール材)が硬化する前に仕上塗料を塗布すると、細かいクラックが生じる場合があります。

上記納まりを使用する工法

改質アスファルト防水完全常温粘着工法
アスファイン工法クールタック工法で使用します。

クラックの要因

マルチシールに、仕上塗料の水分が急激に奪われることで発生します。
この現象は仕上塗料を塗布してから数時間以内に見られ、特にマルチシールの硬化に時間を要する冬場では注意が必要です。

クラックの影響

クラック(ひび割れ)は、防水層に影響を与えるものではなく、防水性能上に問題はありません。

【指触乾燥・硬化時間の目安】

5℃23℃
指触乾燥時間2時間1時間
硬化時間24時間8時間

マルチシールが指に付着しないこと「指触乾燥時間後」であれば、クラックは発生しにくくなりますが、「硬化したこと」を確認した上での仕上塗料の塗布を推奨しています。