トナーで施工管理(ウレタン塗膜防水)
ウレタン塗膜防水材を塗り重ねる場合、既に塗布した防水材と、新たに塗布する防水材の色が同一なため「塗り忘れ」などの施工ミスが発生する恐れがあります。
今回は、防水材に色粉(トナー)を添加することで施工管理を容易にする方法をご紹介します。
一般的な施工イメージ
プライマー(淡褐色)の上に、防水材(グレー)を施工時、2層目を塗布する際「防水材の色が同色」であり、一般的にトップコートの色もグレー系が多いため、施工管理には十分な注意が必要です。



防水材にトナーを添加する場合
2層目に塗布する防水材にトナーを添加することで、施工管理が容易になります。
また「遠隔臨場」にも対応しています。





トナーの規格

規格
0.7㎏/瓶、8㎏/缶
添加量
硬化剤に対し1%以下
トナーの色
69-50T(ブルー)
トナーの添加方法
- 硬化剤自体を十分に撹拌
- 硬化剤に「SPトナー」を計量後に添加し、十分に撹拌
- 主剤の中へ、硬化剤を投入し、十分に撹拌

セピロンコートQ | カイザーコート | |
---|---|---|
主剤 | 6㎏ | 15㎏ |
硬化剤 | 12㎏ | 15㎏ |
トナー | 12~60g | 15~75g |
セピロン、リファージュプラス、カイザーコート工法の各防水材に使用可能で、最大添加量は硬化剤に対し「1%」です。(セピロンコートQなら120g、カイザーコートなら150g)
トナーの添加量による色味
セピロンコートQ硬化剤全量にトナーを「0.1%(12g)」「0.3%(36g)」「0.5%(60g)」添加した際の、色味の変化は下記の通りです。

