業界トピックス

トナーで施工管理(ウレタン塗膜防水)

ウレタン塗膜防水材を塗り重ねる場合、既に塗布した防水材と、新たに塗布する防水材の色が同一なため「塗り忘れ」などの施工ミスが発生する恐れがあります。
今回は、防水材に色粉(トナー)を添加することで施工管理を容易にする方法をご紹介します。

一般的な施工イメージ

プライマー(淡褐色)の上に、防水材(グレー)を施工時、2層目を塗布する際「防水材の色が同色」であり、一般的にトップコートの色もグレー系が多いため、施工管理には十分な注意が必要です。

①プライマーの上に防水材
②防水材の上に防水材
③防水材の上にトップコート

防水材にトナーを添加する場合

2層目に塗布する防水材にトナーを添加することで、施工管理が容易になります。
また「遠隔臨場」にも対応しています。

①プライマーの上に防水材
②防水材の上に防水材
③防水材の上にトップコート
施工イメージ
遠隔臨場

トナーの規格

規格
0.7㎏/瓶、8㎏/缶
添加量
硬化剤に対し1%以下
トナーの色
69-50T(ブルー)

トナーの添加方法

  1. 硬化剤自体を十分に撹拌
  2. 硬化剤に「SPトナー」を計量後に添加し、十分に撹拌
  3. 主剤の中へ、硬化剤を投入し、十分に撹拌
1セット当たりの標準添加量
セピロンコートQカイザーコート
主剤6㎏15㎏
硬化剤12㎏15㎏
トナー12~60g15~75g

セピロン、リファージュプラス、カイザーコート工法の各防水材に使用可能で、最大添加量は硬化剤に対し「1%」です。(セピロンコートQなら120g、カイザーコートなら150g)

トナーの添加量による色味

セピロンコートQ硬化剤全量にトナーを「0.1%(12g)」「0.3%(36g)」「0.5%(60g)」添加した際の、色味の変化は下記の通りです。

動画

関連記事