業界トピックス

断熱材の環境係数

最近、問い合わせの多い質問「断熱材の環境係数」をご紹介します。

断熱材に使用する発泡ガスには、かつて「オゾン層破壊」や「温室効果」に影響を与える物質(主にフロン系ガス)が含まれていたため、オゾン層破壊係数地球温暖化係数の問い合わせが今でも多くあるぞよ

用語解説

オゾン層破壊係数(ODP)とは?

物質がどの程度オゾン層を破壊するかを示す係数で、CFC-11を1.0とした場合の相対値として表したもの
ODP(Ozone Depletion Potential)

地球温暖化係数(GWP)とは?

二酸化炭素の何倍の温室効果があるかを表す係数
GWP(Global Warming Potential)

現在使用されている発泡ガスは「HFC系」「HFO系」「炭化水素系(イソブタン等)」があり、係数が高いのはザックリ「HFC系」と覚えておくのじゃ!

断熱材の各係数

製品名発泡ガスODPGWP
シェーンボードHFO01
BKボードEイソブタン03

補足

そもそも、どういう時に環境係数って必要なの?

うむ、例えば東京都建築物環境計画書の作成方法(54頁・第2章-40)の中で、断熱材用発泡剤に使用されている物質の評価基準があるんじゃ。
これは「CASBEE LR2.資源・マテリアル 3.2.2 発泡剤(断熱材等)」と連携した基準なんじゃよ。

評価基準概略

段階評価基準
ODPが「0」及びGWPが「1以下」
ODPが「0」及びGWPが「1を超え10未満」
段階3及び段階2に適合しない

現在使用されている「代替フロン(HFC)」は殆どGWP値が「100」を超えておるぞい

  • CFC :特定フロンの一種で、最もオゾン層破壊が大きく、先進国では1996年までに生産全廃
  • HFC系:代替フロンの一種で、オゾン層への影響はないが、温室効果がある
発泡ガスODPGWP
CFCありあり
HFC系なしあり
HFO系なしほぼなし
炭化水素系なしほぼなし

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